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宮塚生態観察所

徒然なるままに書き綴る宮塚の日常生活暴露記。

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エレベーターに8回乗った。

今日二個目の日記です、宮塚です。

めんどくさいめんどくさい言ってても、しなきゃいけないことはしなきゃならないので洗濯してきました。
が、しかし。1階のコインランドリーまで下りてから、肝心のお金を持って下りるのを忘れていたことに気付き、いったん自室に。
お金を投入して洗濯機を回している間に、部屋に掃除機をかけてお茶を沸かしました。
今持ってるやかんは母が買ってきたものなのですが、1.2Lと容量が少ないんですよ。
最初は一人暮らしむきで良いかなと思っていたのですが、お茶って毎日ある程度の量は飲むので、結果的に毎日お茶を沸かさねばならない状況に。
流石に毎日は・・・!!と思うので、せめて二日に一回で良いように3Lくらいのやかんでも買いに行こうと思います。もうでかくても良いよ!

頃合いを見計らって柔軟剤を投入するため再び1階のコインランドリーへ。
うちのマンションの洗濯機、古いタイプだからか洗剤と柔軟剤を一緒に入れられないんですよ。
洗剤は最初から投入するのですが、柔軟剤は洗濯終了の7~9分前に入れなければならないという。何その微妙な2分間!
しかし指定があるものは仕方ありません。なので、洗濯開始から時間を測って柔軟剤投入ランプが点くのを待ち構えました。
普通の洗濯の時は、柔軟剤入り洗剤使ってるから問題ないんだけどなぁ。色が出そうな服とかは別の洗剤使うので。。。

柔軟剤を投入してからは音楽を聴きながら洗濯の終了をコインランドリーで待ち、終了とともに乾燥機へ。
再び階上に戻ってパソコンをぱちぱち。
乾燥が終わった頃にまた下りて行って洗濯物を回収。自分ちのお風呂場で乾ききってないものを干して終了。
結局4往復したので、8回エレベーターに乗った算段になりますね。2時間弱の間で8回とか・・・!!



続きにうちのサイトの夢小説とは全く関係ないただの小説をちまっと書きます。あんまり何の意味もないんでお気になさらずに。
一時は本気で長編小説きちんと書こうと考えてた時期もあったのですが、やっぱり飽きっぽい自分には無理だと思いなおした結果、設定だけが残ったお話たちです。
3つぐらいあるのですが、どの話もきちんと練ってない状態なので、ストーリーも何もあったもんじゃありません。
でも何となく勿体ないので場面場面でちょみっと書いてみようかなと。
完成させる自信も余裕もないし、ネットで書くかオフで書くかも考えてなかったものたちです。
それぞれだけだと支離滅裂で一体どんな話やら分からないとは思いますが、少しの間だけお付き合い頂けると幸いです。

それではとりあえず今日はこれで、ということで。
明日から一週間、頑張るぞー!

●Story1●

日の光が反射して、川面が輝く。
教会裏にひとつ置かれたベンチに、マグノリアは腰かけていた。
「マグノリア」
呼びかけると、緩慢な仕草で彼女は振り向いた。
草を踏む足音で気づいていたのだろう。特に驚いた様子もなくアッシュを見つめた。
「こんにちは」
微笑みというのには少しまだぎこちなさの残る表情で挨拶をする。
「となり、良いかな?」
尋ねてみると、ためらうような僅かな間があってから頷きが一つ。
しかし座るアッシュに注意が注がれることはなく、マグノリアは目の前を流れる川の流れに視線を戻してしまった。それきり顔を上げる気配はない。
神父の言う通り、彼女が相当の人見知りであることは間違いないようだった。
まだアッシュがこの村に越してきて数日。打ち解けてもらえるにはまだまだ時間が必要らしい。



今夜の主役の登場です――――
アナウンスに合わせて、マグノリアが舞台の前に進み出た。
裾がふんわりと広がった白いドレスが、夕闇に映える。装飾の少ない、シンプルなドレスだった。
彼女のはちみつ色の髪には白薔薇の生花が幾輪か飾られている。
観客席から感嘆に似たため息がいくつもこぼれた。
これがあの内気でいつも下ばかり向いていたマグノリアだとは信じられない。
今日の降誕祭のためだけにあつらえられたステージ。周りには、村の住人が全員集まっている。その視線がすべて、進み出たマグノリアに注がれていた。
純白の衣装に身を包んだ少女は、肘まである絹の手袋に包まれた手を、体の前でぎゅっと握り合わせる。
オルガンの前に座るアッシュにも、その手が小刻みに震えているのが見えた。
普段から人の前に立つということが苦手な子だ。緊張も並みのものではないだろう。
しかし彼女は前を向いている。空色の瞳を伏せず、みんなの視線を受けとめようとしている。その目に涙は、ない。
(大丈夫だ、マグノリア)
神父の指揮棒が上がるのに合わせ、アッシュの指が鍵盤に伸びる。
アッシュは心の中で、マグノリアに声援を送り続けた。
聖歌隊のメンバーも、固唾をのんでマグノリアの細い肩を見つめている。
屋外だというのに、会場からすべての音が消えていた。
一曲目は、彼女のソロパートから始まる。
手助けとなる最初の音を、そっと鳴らした。
音を聞いたマグノリアが、すっと背筋を伸ばす。
闇夜の空をわずかに仰ぎ、そして―――――

マグノリアは歌い始めた


●Story2●

「ど、どうして私なんですか!?」
ただの一国民、それも教会に引き取られた孤児だというのに。
それがいきなりやってきた城の者に、王子との結婚を強要されるなんてあまりにも常識破りな話である。
ベルの腕をがっちりと掴んで離さないリチャードは、眉間にしわをたっぷり刻んで苦々しい顔をする。細身の割には結構な力だ。
「仕方ないでしょう。王様がそうおっしゃるんですから」
「お、王様が?私を王子の嫁にと?!」
仰天してベルの声がひっくり返る。会ったこともない王様に指名されるなど、ますます覚えのない話だ。
しかし苦り切った顔の執事は「いいえ」と鋭く否定を返す。
「今日の視察で3番目に会った娘をオーランド様のご結婚相手に、とおっしゃったのです」
「はぁ!?」
「まったく、あの方の気まぐれ具合にも手がやけます」
「ちょっと待ってください!じゃあ私は、王様の気まぐれで嫁入りさせられようとしてるってことですか?」
「まあ、そうなりますね」
冗談じゃない。



「ベルの旧姓って聞いたことがないけど」
紅茶に砂糖を入れていたベルの手が止まった。
ゆっくりと顔をあげ、オーランドの目を見返す。
「ありません」
今までとは一転して、硬い声だった。
「え?」
言葉はきちんと聞きとれていた。しかし、聞き返さずにいられなかった。
「わたしが6歳の時、両親を失ったのはご存知ですよね?」
「う…うん。馬車の事故だったって聞いてる」
それと何の関係が?と困惑するオーランドからベルはすいと目をそらす。
「優しい両親でした。駆け落ち婚だったので、私には二人以外の親類が周りにいなかったのです」
だから。
「だから両親を失った時、私はすべてを失いました」
あたたかい家庭も、確かな絆も。
「すぐに教会に引き取られることになったけれど、その時、私は自分から望んで姓を捨てることにしたんです」
淡々と語るベルに、オーランドは絶句した。
「どうして・・・・・」
「自分の名前は、両親に与えてもらった名前だけでいい。両親を失った時、私は名乗るべき姓も失ったんです」
名字って、家族がいないと意味がなくてむなしいじゃないですか。
だからいらない、そう思った。紅茶に映る自分を見下ろしながら、ベルはそう締めくくった。



「んまぁ~~~っ、これも素敵!迷っちゃうわね~」
「あ・・・あの・・・・・」
レイチェルに連れてこられたのはドレッシングルームだった。
部屋に着くや否やレイチェルはクローゼットを開け放ち、端から猛烈な勢いで物色を始める。とても王妃のすることとは思えなかった。
そして取り出したドレスをベルにあてがい、勝手に吟味しては一人で品評会をしている。
「あの、王妃様・・・」
「まぁ王妃様だなんてよそよそしい!お母様と呼んで頂戴ってもう何度言ったかしら?」
「いや、ですからね・・・・」
子どもが息子一人だったため、ずっと娘を迎えるのを心待ちにしていた。その話は、レイチェル自身からベルも何度か聞かされていた。
しかしやはり実際に呼ぶのははばかられる。
「ま、今はいいわ」
しかし気にしないたちなのかあっさりそう言い放つと、王妃はまた別のドレスをベルにあてた。
「ん~~~。これも可愛らしいけど、少し子どもっぽいかしら?」
「ですから、私は別に何を着ていっても構わないと・・・・」
「あらだめよ。オーリーとの初デートでしょ?女の子はやっぱりおめかししなくっちゃ!」
デートって・・・・。ベルは苦笑しそうになる。
何のことはない。オーランドがたまたまとあるレストランに仕事で招待されたので、ベルも一緒に行かないかと誘ってくれただけのことだ。
食事はプライベートルームで二人だけでとれるから気兼ねしなくていいよ、と言ってくれたから、誘いに乗ることにした。
だというのに、気付けばこんな大事だ。
この人に話したのが失敗だったかしら、とにわかに後悔がよぎる。
レイチェルはこの話を聞いた途端いきりたち、ドレスや髪形について言及し始めたのだ。
特にめかしこんでいく予定ではないとベルが正直に答えると、ますます鼻息も荒くこんなところまで連行されてしまった。
しかし実際はベルを飾り立てることを王妃自身が楽しんでいるようにも見える。
まったく困った人だ。
年頃の娘を持つ母親というのはみなこういうものなのだろうか。

●Story3●

タオルで顔を拭き終えると、洗面所のドアノブがガチャっと鳴った。
ここはイエラ専用の洗面所だ。こんな時間に一体誰だろう。
急いで外していたサングラスをかける。
扉から現れたのは、レオンだった。
「あれ?お姫さんだ」
言葉とは裏腹に驚いた様子は全くなく、レオンは笑顔で入ってくる。
「あなた達の洗面所は廊下の反対側のはずだけど?」
「あ、そうなの?ま、じゃあ今日だけってことで」
「・・・・・・・・・・・」
黙るイエラをよそに、レオンは持参した歯ブラシで歯を磨き始めてしまった。
ため息をひとつついて、イエラはまとめていた髪を下ろす。
と、レオンが自分を見ていることに気付いた。
「・・・・・・・何?」
「いや、ほんとに白いなぁと思って」
彼の目は、洗顔のためにまくり上げていた衣服からのぞくイエラの腕をまじまじと見る。
「・・・・・・・・ま、ね」
国を統べる当主の血統がアルビノとはいえ、色々と程度がある。完全に色素のないイエラの肌は、透き通る白さだった。
きまり悪くなって袖を下ろすも、全く悪びれる様子なく彼はしゃこしゃこと歯を磨き続ける。
しかしすぐにまた会話を切り出された。
「ね。名前なんていうの?」
「え?」
「名前だよ。お姫さんのな・ま・え」
「・・・・どうして、そんなことを訊くの?」
微妙な距離を開けて並び、鏡越しに不審な目を向ける。
「いや、みんな“姫さま”って呼んでんじゃん?そういや名前知らないなーって」
名前どころか姿さえも見るのは今日初めてだったんだけどねー。そうレオンはへらりと笑う。
本当にこんな人が、婚約者で良いのだろうか?
思うところは色々あるが、とりあえず悪い人ではない・・・・と思う。
「・・・・・イエラよ」



目が覚めると、部屋は薄暗かった。
熱は大分ひいたらしい。まだ倦怠感が残るものの、先ほどと比べると格段に楽になった。
しかしもぞりと起き上がると、右手の自由が利かないことに気付く。
見れば、ベッドのそばに座るレオンがイエラの右手を握ったまま寝ていた。
「おや、お目覚めになりましたか」
暗がりの中、部屋の片隅のソファから誰かが立ちあがる気配があった。
シュッというマッチの音に続き、部屋に明かりが生まれる。
「少々お待ちを。ここに水差しが」
「ライアン・・・・ん?」
燭台と水差しをもって近づいてくるのは確かにライアンのはず・・・・なのだが。
「・・・・・あれ?」
「どうかされましたか?」
そばで眠る婚約者その1の姿ははっきりと見える。しかし近づいてくるその2の姿はぼやけている。
これはどうしたことか。
わけが分からず目をこすろうとしたところで、イエラははっと気がついた。
コンタクトをはずしているのだ。ついでにサングラスも。
「ま、待ってライアン」
「姫さま?」
目に見えて慌てだすイエラをいぶかしがりながらも、ライアンの足が止まることはない。
「わっ、わっ!こっちに来るんだったらコンタクト持ってきて」
「まだ姫さまにはお休みしていただかねば。コンタクトなど必要ありません」
「じゃ、じゃあせめてサングラスっ!」
「何を戯言を。夜中ですよ?蝋燭の灯が目に痛いようなら、少し離して置きますから」
「じゃなくてっ」
眠るレオンを起こさないように声は抑えているが、どんどん近付くライアンにイエラの混乱は比例していく。
しかしとうとうコンタクトもサングラスもなしでも、顔がはっきり見えるところまで近づかれてしまった。
不審な顔をしたまま手に持った物を枕元に置くと、ライアンが顔を覗き込んでくる。
「・・・・・どうしたというんです、まったく」
顔をのぞかれる前に、イエラはぎゅっと目をつぶってしまった。
「見ないで」
「隠しごとですか」
(中略)
イエラがそっと目を開ける。
蝋燭の明かりを消した部屋は薄暗かったが、目が慣れてしまえば月明りで互いの顔は充分見えた。
思っていたよりも近い距離にライアンの顔があって、驚く。
この8つ上の外交官は、大人な上やたらと顔が良い。じっと見つめられると、顔が熱を持つのが分かった。
たとえ彼が覗き込んでいるのが、自分のコンプレックスである紅い瞳だとしても。
「綺麗ですよ」
ふっと息を吐きながら、ライアンがゆるく笑んだ。
「うそ。自分でも好きじゃないもの。まがまがしいわ」
「そんなことはない。本心ですよ」
それに、とライアンは続ける。
「あなたに血が通っている証拠ですよ、虹彩が赤いのは。結構なことじゃないですか」
「でも、全身白いから、目の色だけ目立って嫌なの」
だからいつもカラーコンタクトで誤魔化していた。母と同じぶどう色に。
「わたしは好きですけどね」
「!」
さらりと彼の口から出た“好き”という言葉に、思わず反応してしまった。
いつもお固いことしか口にしない彼にしては、珍しい。
「レオンはこのことを?」
「・・・・知らないわ」
「教えないつもりで?」
「いいえ。ライアンに教えちゃったんだもの。黙ってるのは、不公平だと思う」
「なるほど。そこは平等に、ですか」
にやり、とライアンが不敵な笑みを浮かべる。相手にとって不足なしとでも言うのだろうか。
イエラにとって二人は親からあてがわれた婚約者に違いなかったが、彼らはイエラの婿の座を奪いあうライバルなのだ。
こんなに振り回されるなら、いっそのこと最初から婚約者は一人でよかったかも。
そんなことを想うイエラであった。

fin.


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プロフィール

HN:
宮塚 鏡
性別:
女性
職業:
OL
自己紹介:
へっぴり腰な、社会人3年生。
名古屋在住、岐阜勤務の環境で、ひっそり小説書いてます。
標準語は広島弁。好物はお好み焼き。
大学時代は水泳やってました。
好きなイラストレーターさんは、あきさん。

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