宮塚生態観察所
徒然なるままに書き綴る宮塚の日常生活暴露記。
恋のドレスと聖夜の求婚 感想
- 2010/03/04 (Thu)
- 日記 |
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ひとつ前の日記があまりにも長くなってしまった上、感想もかなりの長さがあったので、改めてひとつの記事として切り離すことにしました。
内容は全然変わってませんので。
“ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと聖夜の求婚”感想です。
相当な勢いでネタバレたれ流し。要注意。
愛と勢いだけで書いてます。超要注意。
宮塚の独断と偏見に満ちています。ウルトラ要注意。
それでも大丈夫な方はどうぞー。
購入するまでちょっとしたハプニングはあったものの、無事購入しました“ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと聖夜の求婚”
↓↓そんなわけでこちらが今回の表紙です (クリックでAmazonの商品詳細)(別窓で開きます)
前回の表紙と対になってますね。今回はクリスが手前、シャーロックが奥。
Amazonの商品詳細では作者青木先生のメッセージと、イラストレーターあきさんのあらすじ漫画が載っています。超必見!!
あらすじ漫画は、基本間違ってません。ええ、間違ってませんとも。
書店用カラーポップでは漫画の部分だけ少し大きめに、それもカラーで拝見できますよ!シャーリー!シャーリー!!超頑張れ!
さて、内容の方ですが。
まず最初に裏表紙のあらすじに驚愕。“再会したクリスに思いがけない別れを告げられたシャーロック”だとぅ!!?
あんたたち仲直りするんじゃなかったの!?そのために指輪買って花つんでいったんじゃないの!!?
ていうか、じゃぁ求婚って・・・・きゅうこん・・て・・・・・・。
とまぁ、ページをめくるのももどかしく読み進めたのですが、何とまぁ内容の痛いこと。読むのが辛くなってきます。クリスうううう!
ていうか今回、登場人物紹介欄えらい簡素じゃない?そうか、人数が少ないからか。よかったねシャーロック、クリスと2人で一ページ独占できたよ!(笑)
すんません、脱線しすぎ。
物語序盤でいきなり修羅場というか佳境なクリスとシャーリー。
シャーロックはいろんなプライドを捨てて、やっとクリスに向き合おうとした矢先だったので、クリスに別れを告げられて放心。
「俺を、好きだろう?」 「いいえ」 「えっ?」
どんだけ自信家だ、シャーリー(笑)まぁそれが彼なんだけどね。クリスもほんとはシャーリー大好きだし。
クリスはクリスで前回シャリー父に別れることを約束させられてしまったので、かたくなにシャーリーを突き放そうとするし。何もこんな時に強くならなくても・・・。
一生懸命シャーリーは和解を働きかけるものの、必死にそれを受け入れまいとするクリス。せつない。。。
シャーリーが触れようとして近づくたびにその分だけクリスが逃げるんですよ。そりゃぁ傷つくわな。
もう自分のことは忘れて、ふさわしい人と幸せになってというクリスに、シャーロックが一言。
「――いやだ!」
いや・・・いやだってあんた、駄々こねる子供じゃないんだから。もうちょっと他に言えた言葉もあったでしょうに。
そして叫んだと思いきや、クリスの仕事部屋を飛び出していくシャーリー(20代前半)(・・・だよね?)。幼稚園児のようなぶっ飛びようです。
彼は本当に社交界で一番注目されている氷の公爵令息なのか・・・?なかなか予想の斜め上を行く行動をしてくれます。
結局、結婚の「け」の字も言えないままクリスにふられてしまいました。
こころなし、クリスにふられてるシーンの挿絵のシャーリー、髪の毛の量少ない気がする。ストレス性脱毛!?いや、単に気のせいなんですけど・・・。
事実ふった側のクリスもひどい落ち込みようです。泣けたらまだ良いんだけど、涙すら出ないし。。。つらいなぁ。
その後ロンドンの屋敷に戻り、あのシャーロック・ハクニールとは思えない荒れようになるシャーリー。アントニーも手のつけようがありません。
あれだよね、なまじ今まで手に入らないものなんてなかったし、まして自分が大幅に歩み寄ったのに拒絶されるなんて、きっと今まで経験しなかったんだろうな。
アントニーが心配して様子を見ようとしたら本を投げつけるし、服装にうるさいのに外套と帽子を廊下に投げ捨てるし、挙句の果てには大好物のローストビーフにさえ反応を示さないありさま。これは重症だ(特にローストビーフ)。
まぁ酒に逃げなかっただけえらいと思うよ。悶々と考え込んで、逃げなかったもんね。
個人的には、床にだらしなく座り込んですさんだシャーリーの挿絵を見たかったです。シャツのボタンくらいしめとけ。
それにしても恋人にふられたショックで3日間ものが食べられなくなるなんて、どんな乙女だ!(“シャーリー=乙女”は既に公式なわけですが・・・)
そら3日食べなかったらシャツがあまるわ。
でも3日で立ち直るところはさすがシャーロックかな、と。
ここで彼がクリスを諦めないでくれてよかった。貴族と労働者っていう大きな身分差があるこの二人の恋は、どちらかが諦めてしまえば終わってしまうから。
もちろん相手を想う気持ちだけではどうにもならないけれど、最終的にそれが一番大切なんじゃないかな、と。
しかしクリスを不安にさせるから、ほかの女なんか大嫌いだ、とかなんかおかしいよね、シャーロック君?おかしいよね?端的すぎる。
クリスへの手紙に愛してると100回くらい書きたいって、書き過ぎ。紙もったいないから。
あまつさえ彼女に「愛してる」ってさらっと言えずに「あ――愛してるんだ」ってどもったくせにー!顔洗って出直してこい!
一応立ち直ってからは、今回のメインであるモアティエ侯爵家の昼ドラチックな騒動に巻き込まれていく・・・といった感じ。
前回でコーネリアとビアードは口約束ながらも婚約したのですが、それをどうやって結婚に向けるか、というのが軸かな。公爵家の長女だものねー、コーネリア。
きちんと公爵に許可を得て結婚したいビアードと、家族の複雑な事情から駆け落ちを望むコーネリア。二人の相談を受けるシャーリー。
「言うべきことは思いついたときに言っておかないと、あとで悔やんでもとりかえしがつかないぞ」とか「好きな女の手を離したら、悔やんでも悔やみきれないぞ」っていうシャーリーのセリフに、妙に実感がこもってた(ほろり)
そして私が思っていた以上にシャーリーとビアードの間に絆がある、と気づかされました。
でも二人の相談に乗ってる間に、クリスはジャレッドに連れ出されてるよ!つっても仕事の話なんだけど。でも一緒に食事してるよ!良いのかシャーロック!?
コーネリアつらいなぁと思いながら読んでました。
初登場時や最初のころはあんまり好きじゃなかったんですけど、気が強くて負けず嫌いな彼女の裏にはいろいろな葛藤があるのだと最近の巻で分かり、それ以来彼女がいとしくていとしくて。
アップルを妹として大切にしていたり、でも「わたしにはあなただけ」とすがる母も見放せないし、父は自分を道具のように扱って、家のために嫁に行かせようとする。やっと素直になって想いが通じあった恋人との結婚も反対されて・・・。
たくさんいろんな重圧がかかる中気丈にふるまっていくのは、ひとえに家族の崩壊を防ぎたいから。それがたとえもうとっくに壊れてバラバラになってしまった家族でも。
本当はとっても愛情深い人なんだな、と。
コーネリアがアップルを妹として愛し始めたのも、逆に愛人の娘という立場のあるアップルだったからじゃないのかな。見てくれだけをとりつくろう貴族の人々とは違っていたからじゃないかな。
ビアードと結婚したいけれど、彼を取ったら両親に失望されてしまう。父は失望するだろうし、母は泣きついて酒に溺れる。応援してくれるのはアップルだけ。
ほんともう、色々つらいです。
この子は幸せになるべき!エピローグでビアードとの婚約が正式に決まったみたいにあったけど、それは公爵も公認で、ってことなのかな?
素直じゃないカップルだけど強い絆で結ばれているので、みんなに祝福されて結婚してほしいです。
・・・という感じで、コーネリアの恋愛騒動に周囲が巻き込まれていくのが今回の大筋でした。
とりあえず他の印象に残ったことを箇条書きにしてみる↓↓
・パメラに「クリスのことが、まだ好きなの?」と聞かれ、照れるシャーロック。そこで照れるな!!おまえは乙女か!(はい、そうです)
・パメラも“シャーリー”っていう愛称で呼んで良いらしい
・「た・・・食べちゃっ・・・・」
・いいぞアントニーもっとやれ(笑)
・クリスマスなのに散々なシャーリー
・ジャレッド、クリスに告白するも「ごめんなさい」
・珍しく素直なコーネリアにキョドるシャーリー
・そんなシャーリーがくれた(落していった)指輪を、実は大事にしているクリス
・そうか、クリスはシャーリーの「色」が好きなのか
・エド、初登場時と比べたらかなり成長したなぁ・・・
・エドとクリスはいろんな意味で相性がいいと思った
・リンダに会いに、クリスとパメラはアディルのもとへ
・何故か仲良くなってしまったクリスとアディル
・アディルいい子や・・・・。最初の頃「横恋慕!」とか思ってごめん
・ドロシア怖えええぇぇぇ
・リンダも怖えええぇぇぇ
・人の家の写真立てから写真を抜き取るのは窃盗です
・そこで“あの時の契約”を持ち出すとは卑怯だ、シャーリー父!
・うっかり(うっかりでもないけど)コーネリアと婚約することになったシャーリー
・コーネリアにキスした後、無意識に口を拭うシャーリー。超失礼だから
・「あたりまえだ。愛はない」
・リンダを追って、パメラを残してスコットランドに行くクリス
・駆け落ちのシーンはハラハラした。最後でコーネリアがあんなことを言うなんて
・アディルにキスするシャーロック。今回浮気しまくり(仕方ないんだけど)
・そんなシャーリーにジャレッドが鉄槌
・みぞおちに一発☆
・顔じゃなくてよかったね
・殴られた側なのに、妙に偉そうなシャーリー
・「クリスをしあわせにできる男は俺しかいない」
・それよかはよクリス追いかけろ
・次回は夏か秋らしい
・しかし雑誌の方に甘いお話が載るらしい
・早く仲直りしてくれ
あと、シャーリーの天然なところは両親から来てるんだなと認識。
ちょっと前の巻でシャーリー母が「おなかがすいてるの?」と、とんちんかんなこと言ってたな、そういえば。。。
それに加え今回。後継者として責任を果たせと父に言われたシャーリー。
「長男の優秀さに安心して、弟(スペア)を作っておかなかった現当主の責任はどうかと」と反発したところ、「―――弟がほしかったのか、シャーリー」と勘違いな返答をされることに。
いや、弟がほしかったわけじゃないからね、シャーリー父(笑)
父も天然とは意外だった。
さらに、半分突っかかるような態度をとってきた息子を不審がり、夫の部屋を訪ねるシャーリー母。
「シャーリーに何を言ったの?」と笑顔で尋ねつつ、目は笑ってない。
そんな妻に、シャーリー父びくり。。。
シャーリー父いわく、たまにこんな表情をしたときの妻は女王陛下より怖い・・・のだとか。
女に弱いのは父譲りか!
ハクニール公爵家の男はこれだから。どいつもこいつも(笑)
とまぁ、めちゃくちゃ長々と書きましたが、今回もつっこみどころの多い一冊となっておりました。
私としては今回の巻は、「聖夜の求婚」という胸躍るタイトルだったのにもかかわらず、内容はシャーリーが心身ともにコテンパンにされるという落とし穴だったことですかね。タイトルに踊らされてしまった・・・。
もっとかっこいいシャーロックが読めると思ってたんだけどな。所詮シャーリーはシャーリーでしかなかった(笑)
次回こそクリスとシャーロックがよりを戻すと信じて、次の巻を待ちます!!
ここまでこーーーんなにいっぱい(それも支離滅裂に)書いたのに、お付き合いいただいた方、ありがとうございました!
私はこれからも恋ドレシリーズを追いかけていきます!!
そろそろ溜まってる伯爵と妖精シリーズも読まねば。
ではでは、ご拝読ありがとうございました。
内容は全然変わってませんので。
“ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと聖夜の求婚”感想です。
相当な勢いでネタバレたれ流し。要注意。
愛と勢いだけで書いてます。超要注意。
宮塚の独断と偏見に満ちています。ウルトラ要注意。
それでも大丈夫な方はどうぞー。
購入するまでちょっとしたハプニングはあったものの、無事購入しました“ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと聖夜の求婚”
↓↓そんなわけでこちらが今回の表紙です (クリックでAmazonの商品詳細)(別窓で開きます)
前回の表紙と対になってますね。今回はクリスが手前、シャーロックが奥。
Amazonの商品詳細では作者青木先生のメッセージと、イラストレーターあきさんのあらすじ漫画が載っています。超必見!!
あらすじ漫画は、基本間違ってません。ええ、間違ってませんとも。
書店用カラーポップでは漫画の部分だけ少し大きめに、それもカラーで拝見できますよ!シャーリー!シャーリー!!超頑張れ!
さて、内容の方ですが。
まず最初に裏表紙のあらすじに驚愕。“再会したクリスに思いがけない別れを告げられたシャーロック”だとぅ!!?
あんたたち仲直りするんじゃなかったの!?そのために指輪買って花つんでいったんじゃないの!!?
ていうか、じゃぁ求婚って・・・・きゅうこん・・て・・・・・・。
とまぁ、ページをめくるのももどかしく読み進めたのですが、何とまぁ内容の痛いこと。読むのが辛くなってきます。クリスうううう!
ていうか今回、登場人物紹介欄えらい簡素じゃない?そうか、人数が少ないからか。よかったねシャーロック、クリスと2人で一ページ独占できたよ!(笑)
すんません、脱線しすぎ。
物語序盤でいきなり修羅場というか佳境なクリスとシャーリー。
シャーロックはいろんなプライドを捨てて、やっとクリスに向き合おうとした矢先だったので、クリスに別れを告げられて放心。
「俺を、好きだろう?」 「いいえ」 「えっ?」
どんだけ自信家だ、シャーリー(笑)まぁそれが彼なんだけどね。クリスもほんとはシャーリー大好きだし。
クリスはクリスで前回シャリー父に別れることを約束させられてしまったので、かたくなにシャーリーを突き放そうとするし。何もこんな時に強くならなくても・・・。
一生懸命シャーリーは和解を働きかけるものの、必死にそれを受け入れまいとするクリス。せつない。。。
シャーリーが触れようとして近づくたびにその分だけクリスが逃げるんですよ。そりゃぁ傷つくわな。
もう自分のことは忘れて、ふさわしい人と幸せになってというクリスに、シャーロックが一言。
「――いやだ!」
いや・・・いやだってあんた、駄々こねる子供じゃないんだから。もうちょっと他に言えた言葉もあったでしょうに。
そして叫んだと思いきや、クリスの仕事部屋を飛び出していくシャーリー(20代前半)(・・・だよね?)。幼稚園児のようなぶっ飛びようです。
彼は本当に社交界で一番注目されている氷の公爵令息なのか・・・?なかなか予想の斜め上を行く行動をしてくれます。
結局、結婚の「け」の字も言えないままクリスにふられてしまいました。
こころなし、クリスにふられてるシーンの挿絵のシャーリー、髪の毛の量少ない気がする。ストレス性脱毛!?いや、単に気のせいなんですけど・・・。
事実ふった側のクリスもひどい落ち込みようです。泣けたらまだ良いんだけど、涙すら出ないし。。。つらいなぁ。
その後ロンドンの屋敷に戻り、あのシャーロック・ハクニールとは思えない荒れようになるシャーリー。アントニーも手のつけようがありません。
あれだよね、なまじ今まで手に入らないものなんてなかったし、まして自分が大幅に歩み寄ったのに拒絶されるなんて、きっと今まで経験しなかったんだろうな。
アントニーが心配して様子を見ようとしたら本を投げつけるし、服装にうるさいのに外套と帽子を廊下に投げ捨てるし、挙句の果てには大好物のローストビーフにさえ反応を示さないありさま。これは重症だ(特にローストビーフ)。
まぁ酒に逃げなかっただけえらいと思うよ。悶々と考え込んで、逃げなかったもんね。
個人的には、床にだらしなく座り込んですさんだシャーリーの挿絵を見たかったです。シャツのボタンくらいしめとけ。
それにしても恋人にふられたショックで3日間ものが食べられなくなるなんて、どんな乙女だ!(“シャーリー=乙女”は既に公式なわけですが・・・)
そら3日食べなかったらシャツがあまるわ。
でも3日で立ち直るところはさすがシャーロックかな、と。
ここで彼がクリスを諦めないでくれてよかった。貴族と労働者っていう大きな身分差があるこの二人の恋は、どちらかが諦めてしまえば終わってしまうから。
もちろん相手を想う気持ちだけではどうにもならないけれど、最終的にそれが一番大切なんじゃないかな、と。
しかしクリスを不安にさせるから、ほかの女なんか大嫌いだ、とかなんかおかしいよね、シャーロック君?おかしいよね?端的すぎる。
クリスへの手紙に愛してると100回くらい書きたいって、書き過ぎ。紙もったいないから。
あまつさえ彼女に「愛してる」ってさらっと言えずに「あ――愛してるんだ」ってどもったくせにー!顔洗って出直してこい!
一応立ち直ってからは、今回のメインであるモアティエ侯爵家の昼ドラチックな騒動に巻き込まれていく・・・といった感じ。
前回でコーネリアとビアードは口約束ながらも婚約したのですが、それをどうやって結婚に向けるか、というのが軸かな。公爵家の長女だものねー、コーネリア。
きちんと公爵に許可を得て結婚したいビアードと、家族の複雑な事情から駆け落ちを望むコーネリア。二人の相談を受けるシャーリー。
「言うべきことは思いついたときに言っておかないと、あとで悔やんでもとりかえしがつかないぞ」とか「好きな女の手を離したら、悔やんでも悔やみきれないぞ」っていうシャーリーのセリフに、妙に実感がこもってた(ほろり)
そして私が思っていた以上にシャーリーとビアードの間に絆がある、と気づかされました。
でも二人の相談に乗ってる間に、クリスはジャレッドに連れ出されてるよ!つっても仕事の話なんだけど。でも一緒に食事してるよ!良いのかシャーロック!?
コーネリアつらいなぁと思いながら読んでました。
初登場時や最初のころはあんまり好きじゃなかったんですけど、気が強くて負けず嫌いな彼女の裏にはいろいろな葛藤があるのだと最近の巻で分かり、それ以来彼女がいとしくていとしくて。
アップルを妹として大切にしていたり、でも「わたしにはあなただけ」とすがる母も見放せないし、父は自分を道具のように扱って、家のために嫁に行かせようとする。やっと素直になって想いが通じあった恋人との結婚も反対されて・・・。
たくさんいろんな重圧がかかる中気丈にふるまっていくのは、ひとえに家族の崩壊を防ぎたいから。それがたとえもうとっくに壊れてバラバラになってしまった家族でも。
本当はとっても愛情深い人なんだな、と。
コーネリアがアップルを妹として愛し始めたのも、逆に愛人の娘という立場のあるアップルだったからじゃないのかな。見てくれだけをとりつくろう貴族の人々とは違っていたからじゃないかな。
ビアードと結婚したいけれど、彼を取ったら両親に失望されてしまう。父は失望するだろうし、母は泣きついて酒に溺れる。応援してくれるのはアップルだけ。
ほんともう、色々つらいです。
この子は幸せになるべき!エピローグでビアードとの婚約が正式に決まったみたいにあったけど、それは公爵も公認で、ってことなのかな?
素直じゃないカップルだけど強い絆で結ばれているので、みんなに祝福されて結婚してほしいです。
・・・という感じで、コーネリアの恋愛騒動に周囲が巻き込まれていくのが今回の大筋でした。
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・パメラも“シャーリー”っていう愛称で呼んで良いらしい
・「た・・・食べちゃっ・・・・」
・いいぞアントニーもっとやれ(笑)
・クリスマスなのに散々なシャーリー
・ジャレッド、クリスに告白するも「ごめんなさい」
・珍しく素直なコーネリアにキョドるシャーリー
・そんなシャーリーがくれた(落していった)指輪を、実は大事にしているクリス
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・エド、初登場時と比べたらかなり成長したなぁ・・・
・エドとクリスはいろんな意味で相性がいいと思った
・リンダに会いに、クリスとパメラはアディルのもとへ
・何故か仲良くなってしまったクリスとアディル
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・ドロシア怖えええぇぇぇ
・リンダも怖えええぇぇぇ
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・そこで“あの時の契約”を持ち出すとは卑怯だ、シャーリー父!
・うっかり(うっかりでもないけど)コーネリアと婚約することになったシャーリー
・コーネリアにキスした後、無意識に口を拭うシャーリー。超失礼だから
・「あたりまえだ。愛はない」
・リンダを追って、パメラを残してスコットランドに行くクリス
・駆け落ちのシーンはハラハラした。最後でコーネリアがあんなことを言うなんて
・アディルにキスするシャーロック。今回浮気しまくり(仕方ないんだけど)
・そんなシャーリーにジャレッドが鉄槌
・みぞおちに一発☆
・顔じゃなくてよかったね
・殴られた側なのに、妙に偉そうなシャーリー
・「クリスをしあわせにできる男は俺しかいない」
・それよかはよクリス追いかけろ
・次回は夏か秋らしい
・しかし雑誌の方に甘いお話が載るらしい
・早く仲直りしてくれ
あと、シャーリーの天然なところは両親から来てるんだなと認識。
ちょっと前の巻でシャーリー母が「おなかがすいてるの?」と、とんちんかんなこと言ってたな、そういえば。。。
それに加え今回。後継者として責任を果たせと父に言われたシャーリー。
「長男の優秀さに安心して、弟(スペア)を作っておかなかった現当主の責任はどうかと」と反発したところ、「―――弟がほしかったのか、シャーリー」と勘違いな返答をされることに。
いや、弟がほしかったわけじゃないからね、シャーリー父(笑)
父も天然とは意外だった。
さらに、半分突っかかるような態度をとってきた息子を不審がり、夫の部屋を訪ねるシャーリー母。
「シャーリーに何を言ったの?」と笑顔で尋ねつつ、目は笑ってない。
そんな妻に、シャーリー父びくり。。。
シャーリー父いわく、たまにこんな表情をしたときの妻は女王陛下より怖い・・・のだとか。
女に弱いのは父譲りか!
ハクニール公爵家の男はこれだから。どいつもこいつも(笑)
とまぁ、めちゃくちゃ長々と書きましたが、今回もつっこみどころの多い一冊となっておりました。
私としては今回の巻は、「聖夜の求婚」という胸躍るタイトルだったのにもかかわらず、内容はシャーリーが心身ともにコテンパンにされるという落とし穴だったことですかね。タイトルに踊らされてしまった・・・。
もっとかっこいいシャーロックが読めると思ってたんだけどな。所詮シャーリーはシャーリーでしかなかった(笑)
次回こそクリスとシャーロックがよりを戻すと信じて、次の巻を待ちます!!
ここまでこーーーんなにいっぱい(それも支離滅裂に)書いたのに、お付き合いいただいた方、ありがとうございました!
私はこれからも恋ドレシリーズを追いかけていきます!!
そろそろ溜まってる伯爵と妖精シリーズも読まねば。
ではでは、ご拝読ありがとうございました。
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プロフィール
HN:
宮塚 鏡
性別:
女性
職業:
OL
自己紹介:
へっぴり腰な、社会人3年生。
名古屋在住、岐阜勤務の環境で、ひっそり小説書いてます。
標準語は広島弁。好物はお好み焼き。
大学時代は水泳やってました。
好きなイラストレーターさんは、あきさん。
名古屋在住、岐阜勤務の環境で、ひっそり小説書いてます。
標準語は広島弁。好物はお好み焼き。
大学時代は水泳やってました。
好きなイラストレーターさんは、あきさん。
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